トラックボールマウスを使用していると、マウスを掃除しても「カクカクした動きが改善しない…」、「すぐに動きが重くなってしまう…」といった現象にイライラして経験はありませんか？
これらの現象は単なる汚れではなく、潤滑不足といった意外な原因が隠れています。
本記事では、初心者でも実践しやすいトラックボールマウスの掃除方法と動きが悪くなる原因を紹介していきます。
この記事を読めばトラックボールマウスを毎日快適に使用できる具体的な方法が詳しく分かります。
トラックボールマウスの掃除手順
トラックボールの動きが悪くなった際、多くの方はまずボールを取り外して拭くことを思いつくでしょう。しかし、それだけでは根本的な解決になりません。愛用しているロジクールのトラックボールマウス「ERGO M575」を使用して掃除の手順を解説していきます。
1.マウスからボールを指で押し出す
人差し指など、穴に入れやすい指をマウスの裏側にある穴に入れ、ボールを押し出します。
押し出す際に、シャーペンの先端など尖ったものは絶対に使わないでください。ボールが傷がつく恐れがあります。
もし指が穴に入らず押し出しが難しい場合は、シャーペンの反対側の丸みがある部分（消しゴム側）を使い、ボールを傷つけないようにでやさしく押してください。
2.光学センサーのホコリをとる
ボールを取り外した内部には、光学センサーが設置されています。この周辺にホコリが付着すると、正確な動きの検知が妨げられます。
エアーダスターは光学センサー部から5cm程度離し、斜めから緩やかな風を当ててホコリを吹き飛ばしてください。センサーに近づけすぎると直接強い風が当たるため、故障の原因になるので十分注意しましょう。
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3.ボール接触部の掃除
ボールを支えているベアリングや接触面に皮脂やホコリが付着すると、ボールの回転がスムーズでなくなります。
クリーニングクロスや綿棒でベアリングやローラーの皮脂やホコリを取り除きます。
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隅々まで掃除したい場合は綿棒でホコリを取り除き、エアーダスターでホコリを飛ばすとすごくきれいになります。
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クリーニングクロスで取り除けなかった油汚れはウェットクリーニングティッシュで拭き取ることができます。
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アルコールが入っているメガネクリーナーなどは劣化の原因になるのでアルコールが入っていない製品を選ぼう！
4.ボールを持ち、手のひらで転がす
ボールを掃除すると表面の油分が失われ、滑りが悪くなります。
ボール表面の油分を与えるために手のひらでボールを1分間、転がしてください。ボール表面は、適度な油分があると回転がスムーズになります。手のひらにはわずかな油分があるため、潤滑油の代わりになります。
冬場など、手がカサカサで手のひらの油分が足りない場合があります。そういう時はハンドクリームをごく少量、手のひらに付けて全体に馴染ませた後、ボールを手のひらで転がしてください。
5.指でボールをマウスに入れる
綺麗にしたボールをトラックボールの穴に入れて掃除完了です。
掃除をしても改善しない場合は・・・
本記事で紹介した方法を実践しても改善が見られない場合は、部品の摩耗や故障の可能性も考えられます。その場合は、メーカーのサポート窓口への相談をお勧めします。
まとめ
本記事の内容をまとめると以下のようになります。
・ボールや接触面へのホコリ・皮脂の付着
・光学センサーまわりの汚れ
・ボール表面の油分不足
・接触面やベアリングの摩耗
・ボールやローラー部分の掃除
・光学センサー部分のホコリ除去
・ボール表面の油分補給（手のひらで転がす）
必要に応じてハンドクリームを活用
最後に、トラックボールは適切なケアを行えば、長期間快適に使用できるデバイスです。日々のちょっとした心がけで、ストレスのない操作感を維持していきましょう。
以上、「トラックボールマウスの動きが悪い？すぐ汚れる原因と具体的な解決法」のでした。
