組み込みソフトウェアエンジニアの仕事内容

今回は組み込みエンジニアの仕事内容についてお話ししたいと思います。組み込みエンジニアに興味のある方は読んで見てください。

組み込みソフトウェアエンジニアの仕事内容

組み込みエンジニアは家電製品や医療機器、自動車などの製品を動かすソフトウェアを開発することが仕事です。会社の製品開発の方針によって仕事内容が変わります。このことを理解していないとミスマッチが起こり、後々、後悔するかもしれません。そういう人を何人か、見てきたので注意が必要です！
主に3パターンの仕事の仕方があります。

私は自社開発の会社で働いています。体験談や知人の方に聞いたの基に各仕事についてお話していきます。

受託開発の仕事内容

受託開発はお客様が作りたいソフトウェアを開発する仕事です。お客様の依頼内容によって作成するソフトウェアが変わります。

仕事をするメリットは技術を追求することができることです。仕事によって作る製品が変わるため、様々な技術に触れることができ、ソフトウェアを開発する中でコーディング技術や様々な制御技術を極めることができます。技術を極めたい人にとっては一番のメリットと思います。

デメリットは自社の製品開発に携わることができないことです。自分のアイディアを形にできないため、自分で製品のコンセプトから考えたい人にはお勧めできません。

技術派遣の仕事内容

技術派遣はお客様の職場に行き、仕事をします。派遣される職場によって当たり外れがあり、どこに派遣されるかがポイントとなります。

当たりの職場に派遣された場合、その会社の技術を学ぶことができ、良い経験になります。しかし、悪い職場に当たると、雑用ばかりのため、経験を積むことができません。

技術派遣のメリットは一生、技術者として働くことができます。年齢が上がってくると技術の仕事だけでなく、部下のマネジメントの仕事も行っていきます。マネジメントの仕事をやりたくない方にはお勧めです。

技術派遣のデメリットは派遣先によって技術を学ぶ機会がない場合があります。知人は6か月に一度、派遣される職場が変わっていたので大した技術を学ぶことができないと言っていました。話を聞いて大変だなと思いました。個人的には技術派遣はおすすめしません。

自社開発の仕事内容(ソフトウェアを書かないエンジニア)

自社開発の仕事内容についてお話しします。自社開発といっても会社によって仕事内容が変わります。そのことを理解してないと望まない仕事をすることになるため、注意が必要です。

はじめはソフトウェアの書かない組み込みエンジニアについて説明します。ソフトウェア開発は受託開発会社に外注し、自分はソフトウェアの仕様作成、社内調節、ソフトウェアテストを行います。イメージ的にはSEです。ソフトウェアの書かないエンジニアは大手に多いです。

自社開発のメリットは自分のアイディアを盛り込んだ製品が開発できることです。それ以外にも自社開発会社の規模の方が受託開発や技術派遣に比べ、大きいため、給料がいいです。お金を優先する人は絶対に自社開発に行った方が多く稼げる可能性があります。

デメリットはソフトウェアを書く仕事がないため、ソフトウェア技術が成長しません。技術を極めたい人にとっては致命的なデメリットになると思います。規格適合や社内調節がメインであり、ソフトウェア開発がやりたい人にとってはつらい仕事になるかもしれません。

自社開発の仕事内容(ソフトウェアも書くエンジニア)

次に自社開発のエンジニアの中でソフトウェアを書く組み込みエンジニアについてです。ソフトウェアエンジニアを目指す人にとって一番、行いたい仕事と思います。

自社開発のメリットはソフトウェアの書かない組み込みエンジニアと同じく、自分のアイディアを盛り込んだ製品を開発できることです。ソフトウェアの書かないエンジニアと違うメリットは自分で考えた技術を研究開発からソフトウェア開発、製品の量産まで行うことができます。自分の手で技術開発やソフトウェア開発ができ、とても良い経験ができます。就職するのは狭き門ですが…

デメリットは担当している製品の技術が中心になり、その境域以外の技術を学ぶことができません。ある程度、業務を経験したらほとんど同じ内容の繰り返しです。私は同じ内容にならないように通常の業務と並行して、新規技術開発を常に行っています。

まとめ

組み込みエンジニアの仕事は会社によって違いがあります。自分の行いたい仕事に応じて会社を選んでください。参考になったら幸いです。

以上、組み込みソフトウェアエンジニアの仕事内容の話でした。