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仕事内容

【実体験】組み込みソフトウェアエンジニアは本当にきついのか?

検索すると組み込みソフトウェアエンジニアはきついと出てきて不安を感じているかもしれません。自社開発の組み込みソフトウェアエンジニアとして働いています。実際に組み込みソフトウェアエンジニアとして働いていてきつい側面やつらい側面はあります。

今回は組み込みソフトウェアエンジニアがきつい理由や快適に働いていくための手段をお話していきます。

組み込みソフトウェアエンジニアを目指している人は参考にしてみてください。

組み込みソフトウェアエンジニアがきつい理由

組み込みソフトウエアエンジニアがきつい理由を3つ、紹介します。

エンジニアがおらず、仕事量が多い

スマホなどの機器やIoT技術の発展によって、需要が高まっていますが、人気がなくエンジニアの供給が需要に追い付いていません。特に中小企業には組み込みエンジニアはなかなか来てくれません。だから慢性的に人手不足になっている企業が多いです。

人手不足により残業時間は30~45時間ぐらいです。定時ではめったに帰れないですね。

転職活動をした時もよっぽどの大手でなければ、書類選考や面接でほとんど落ちることはありませんでした。このことからも常に企業は組み込みエンジニアを求めていることが分かります。

幅広い技術を学ぶ必要あり

組み込みエンジニアは家電などの独立した機器を制御します。制御するためにはハードウェアとソフトウェアの両方の知識が求められます。

プログラム言語はC、C++といったC系の言語を使用します。他の言語と比べ、C、C++言語は難しいといわれております。

ハードウェアを制御するため、使用するマイコン、OS、ICの仕様を理解してソフトウェアを制御する必要があります。ソフトウェアの知識だけでは開発できません。ハードウェアを制御するところが第一関門であり、できない人は本当にできません。特に知識があまりない1年目はハードウェアとソフトウェアの両方を覚えなくてはいけなかったのできつかったです。

製品や現場で起こる不具合解決

お客様や社内から急な仕様変更が入りますが、納期は変わりません。例えば来週の月曜日が納期なのに金曜日の定時以降に仕様変更の連絡があり、納期が変わらなかったことがあります。その時は泣く泣く土日に作業をしました。

急ぎの作業の時は大概、仕様変更により不具合がおこります。不具合の修正も含めて納期に間に合わなせないといけないので長時間はたらくことになります。

ハードウェアや機構が不具合の原因であってもハードウェアや機構を変更することはできないことが多く、開発の後期になっていくとハードウェアや機構で発生する不具合を回避するためにソフトウェアを修正することが多いです。

ソフトウェアエンジニア以外の人はソフトウェアを簡単に変更できると思っている人が多いのですが、実際はそうではありません。結構、大変です。

開発環境では発生せずに現場で発生する不具合が曲者です。大概は温度やノイズが原因です。なかなかその不具合が再現することがなく、デバックに苦労します。なかなか不具合が解決できないことがあり、二か月ぐらい不具合の解決に時間をかけたこともありました。その時は心身ともにきつかったです。

快適に働いていくための手段

組み込みエンジニアとして快適に働く手段について3つ、お話しします。

製品や技術に興味を持つこと

組み込みソフトウェアエンジニアは製品を開発する仕事です。製品を動かすプログラムを作成していきますので、真っ先に製品が動いている姿をみることができます。動いている姿をみるのは楽しいです。

自分が興味のある技術や製品があれば、自分が作りたい製品や盛り込みたい技術などを積極的に試せる環境であり、半分趣味の感覚で製品開発ができます。

製品の動作原理や動作のロジックに興味がある人やアイディアが出せる人にとっては楽しみながら働けます。

周りの人と関わろうとする

製品開発は様々な部署の人と働きます。たとえば、外部の会社、企画部、機構設計者、基板設計者、生産技術者などの様々な人と関わります。プログラミングは一人で黙々と働いている印象があると思いますが、そうじゃありません。

製品開発するときはチームで働きますのでコミュニケーションを取る機会が多いです。それだけでなく製品の不具合解析や仕様検討する工程でその分野の独特の視点や考え方を学べ、開発者としてレベルアップできることが多いです。

周りの人と協力し、エンジニアとして働いていける人が快適に働けます。

論理的な思考を大切にする

プログラミングには不具合がつきものです。設置する現場や製品の構造により思ったような結果が得られないことがよくあります。

この不具合を解決するために論理的に現象を考え、仮説を立てながら不具合の原因を解析していきます。論理的に考えることが得意な人の方が製品リリース後の不具合が起きることがほぼなく、不具合の修正のために働く必要がないため、比較的、早く帰れます。

組み込みエンジニアは面白い仕事です

組み込みエンジニアは大変な面はたしかにあります。しかし、技術やアイディアを盛り込んだ製品が動いている姿をみることができ、楽しい仕事でもあります。仕事内容や特徴を理解して組み込みエンジニアを目指してください。

以上、組み込みソフトウェアエンジニアがきつい理由や快適に働いていくための手段についてのお話でした。